これからお墓をつくる方へ④
(全優石「これからお墓をつくる方へ」より抜粋)
前回の記事 ・これからお墓をつくる方へ③ [墓地の申し込み方法]
Part2 お墓の種類と付属品
[墓地の種類]
墓地の経営は誰にでもできるというものではなく、国によって認可された団体またはお寺が運営管理しています。この墓地を大きく区分してみると寺墓地と霊園とに分かれます。この霊園の経営主体は次のようになります。
[墓石の型]
つぎにお墓本体の型を見てみましょう。いわゆるお墓の型は、地方、地域によって、さまざまな様式を見ることができますが、大別すると「和型」と「洋型」、その他の型に区分できます。
①和型
日本のお墓の伝統的な形で、もっともポピュラーなものです。形状は角型でサオ、上台、中台、芝台というように積み上げられています。この変型として、サオの上に屋根がついたり、またサオの下にれんげ台がついたりしたものもあります。
②洋型
近年になり外国のお墓をお手本にした横型のお墓が多く見られるようになりました。形状は横に広く、奥行きが薄いもの、また俗にオルガンといわれ、前面の上部に傾斜のついたものなどがあります。これら洋型のお墓は芝墓地などに多く見られます。
③その他の型
特殊な形として軍人の墓とか、お坊さんの墓があります。また神式の場合、仏式とはちがった型や文字が見られます。中には将棋の駒を形どったもの銚子を形どったものというようにというように故人の生前の好みをあらわしたものもあります。また自然石をそのまま使ったお墓の例も見られます。
お墓は個人の歴史の証明ですから、それぞれ個性が見られるのは一向にかまいません。要は自分の考えと環境との調和によってお決めになるのがよいでしょう。