これからお墓をつくる方へ⑥ [お墓の構造と付属品] 2
(全優石「これからお墓をつくる方へ」より抜粋)
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Part2 お墓の種類と付属品
[お墓の構造と付属品]
⑤灯ろう
お墓で使用される灯ろうはいわゆる庭灯ろうと区別され、墓前灯ろうと呼ばれます。実際には火をともすことはありませんが、古来より献灯は仏の供養のために良いこととされていますので、できれば設置したい付属品の一つです。
⑥お地蔵様
お地蔵様は古くから子供の友達でした。村々の辻に立って、入ってくる悪いやまいや禍を除いて子供をまもるものとされてきました。そんなお地蔵様を墓地の中に建てるのは、主として水子になった子供を想う親の温かい気持ちを表現します。女の子の場合にはかんのんさまも良いでしょう。
⑦五輪塔
遠い御先祖をまつるために五輪塔が建てられることが多いようです。五輪塔とは、五解脱輪塔のことで、略して五輪塔と呼んでいます。霊魂が解脱し、成仏する姿を形にしたものと言われます。上から五大元素の空風火水地をきざみ祀ります。由緒ある家系、家柄のお墓にはぜひ加えたい様式の一つです。
⑧その他の付属品
・塔婆立て
・ベンチ
・手鉢
・花立て、香炉と敷石
・名刺受
・先祖供養塔
・敷石と玉砂利
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