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・弔問・会葬の作法 その3

弔問・会葬の作法 その3 (その1その2の続き)

 

【お悔やみの言葉】

お悔やみの挨拶は、平凡でありきたりのものの方が良いでしょう。「なお・また・再び」のような忌み言葉と、「度々・重ね重ね」のような重ね言葉は避けるべきです。

“お悔やみの言葉例“

「この度は誠にご愁傷さまでございます。突然のことでさぞやお力を落とされていることと存じます」

「突然のことでお慰めの言葉もございません。心よりご回復を祈っておりましたのに、本当に残念でなりません」

「この度は誠に残念なことになりまして、心からお悔やみ申し上げ、ご冥福をお祈りいたします」

 

【弔辞】

弔辞を頼まれたら断らないで引き受けるのが礼儀です。弔辞は喪家に保存されますので、丁寧に書きましょう。

以下ポイントです。

① 亡くなったことへの悲しみを述べます。

② 故人の業績や人柄を、大袈裟にならない程度に讃えます。

③ 遺族を励まし、自分に出来ることがあれば力になりたいと誓います。

④ 故人の冥福を祈り、結びとします。

ここでも忌み言葉は使わないように注意しましょう。

 

【弔電】

葬儀に出席できない場合、電話でのお悔やみは避けます。何故なら、喪家では葬儀の準備などで忙しく、さまざまな連絡用に電話を使用するからです。電報を利用するようにしましょう。

“弔電の文例”

「謹んで哀悼の意を表します」

「ご逝去をいたみご冥福をお祈り申し上げます」

 

【その他のマナーと心遣い】

香典・供物などの表書きは喪家の宗旨宗派にあうように配慮します。

また、香典のお断りがある場合は、無理に渡すことは控えます。

精進落としや、通夜振るまいなどを喪主からすすめられた場合には、一口でも箸をつけるのが礼儀です。しかし、喪主の家族は看病疲れや、さまざまな心労があることも考えられますので、早めに切り上げるようにしたいものです。

 

過去記事 弔問・会葬の作法 その1 、 弔問・会葬の作法 その2

(鎌倉新書 2分でわかる仏事の知識 より抜粋)

 

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