2014年3月13日木曜日 雨
今朝、カバンの中に入れていたお気に入りの文庫本に・・・
なんとコーヒーのシミが!
ご覧のとおりです。お気に入りの「永遠の0」です。
ショックです・・・。また新しいものを買ってくればよい、とも思えますが、それは最後の手段としてとっておくとして他に何かできることはないかといろいろと調べてみると、「本のコーヒーのしみ抜き」をされている方がたくさんいることがわかりました!
そこでWEBの中の先生方にならい、用意した道具たち。
台所用漂白剤(まぜるな危険)、ティッシュ、綿棒、水
様々なサイトやブログなど、書いてある記事によって多少のやり方の違いはありますが、大まかには一緒です。
①漂白剤を少しずつ患部(?)シミ部分につけ、とんとんと軽くたたき濡らしていく。
②漂白剤が行きわたったら、今度は水でとんとんと叩きひたす。
③水分を十分にとれば・・・綺麗になる!
ということですので早速実践してみます。
今回の場合、この「小口」という部位だというのが厄介なところです。表紙であったり、ページの中ほどであったりした場合は、被害のあった紙の枚数が少ないので手当もまた違ってくると思うのです。今回は被害のあったページの中の方までしみこんでおります。たかが一滴、されど一滴です(涙)
↑綿棒に漂白剤をつけ、シミを軽くたたきながらしみこませます。ティッシュの方が効率よかったかもしれません。
↑十分に漂白剤がしみ込んだなら、今度は水をたたき湿らせます。こちらも綿棒でやりましたが、ティッシュでダイレクトでも良かったかもしれません。被害と状況にもよるのかもしれませんね。
↑一応念のためトントンしてます。
↑こんな感じになりました。少し青っぽくなった?そうしたら、教科書によると次は乾燥になります。
が、本を汚してしまったり濡らしてしまった経験のある方ならば理解できると思うのですが、本の側面(今回のような小口や上や下)を濡らすとヨレヨレになってしまいます。
そこで
丁度良い具合に、弊社大塚は石材店なので見本の石材がたくさんあるのをいいことに重しに活用してみました。これでしばらく放置することにしてみます。しかしながら、なんともイヤ~な予感がしてきております。
そして↓乾燥終了!
ここだけ妙に白っぽく綺麗になってしまいました(^_^;)中の方はこんな↓感じです。
う~む。漂白剤を使い過ぎたのかもしれません。が、なにぶんにも初めての体験ですので加減がわかりません。初期の目的の「コーヒーシミをとる」という点では達成されております。が、もはや何だかわからないけれどここだけ部分的に白い、という不思議な状況になってしまいました。点をつけるなら50点というところでしょうか(^_^;) ※↑何の気なしに開いたページ、ラバウルで筋トレシーンを見られて二人語りするシーンですね~
まあ、良しとしましょう!50点ですが、合格点といたします!(^o^)
書籍によって用紙の色が違いますし、その薄さや斤量、水分の吸い具合などもまちまちと思います。また被害の様子によっても手当の仕方は変わってくると思います。今回はコーヒーでしたが、スミや墨汁、インクや油もの、紅茶や緑茶やジュース等々・・・いろんな場面が想定されると思います。
そこで、「これから本のシミとりをしてみよう!」という方に一言。→少しずつ、様子を見ながら慌てずにちょっとずつちょっとずつ試してみてください。やり過ぎて行きすぎてしまうと、後戻りはできません!
さて、今回の主犯ですが・・・
自宅で朝コーヒーを入れてきたのはこの入れ物です↓
NERV ONLY と書いてある水筒です。カバンの中に入れるときは、さらにビニールの袋などに入れたりといった工夫をしてみようと痛感した今日この頃でした・・・。
最後にもう一度、使用前と使用後の画像で終わりにいたします。
~ ~ ~ ~ ~
さて弊社は石材店です。墓石のシミ抜きについてもお気軽にご相談、ご質問くださいませ。墓石のシミ取りは本のシミ取りほど簡単ではありませんが、専門的な道具と技術で綺麗になる場合が多いです!