2014年4月30日水曜日
世の中にはweb地図というものがありますが、グーグルマップをはじめ各社さまざまなサービスがあり使う側としてはとても便利な世の中になってきました。
それぞれ、ゼンリン等の地図情報提供元の情報に基づいて日々地図の更新がなされているようで、手元のスマホや携帯から見るという流れも多いため、車載ナビゲーション業界は大打撃なのではないでしょうか。
車載ナビに比べて地図の更新という点で優位にあると思います。が、時には「ここの道路、いつまでたっても更新されない!」なんてこともしばしばあります。以前、圏央道の坂戸icが開通したときや、桶川北本icの開通の際、喜々としてスマホからグーグルマップをナビにして通行してみたものの、地図にicが反映されたのは開通の数か月後だったということもありました。
ところでそんな地図サービス。数年前から航空写真も見ることが出来るようになっており、かなり細部まで航空写真を拡大して確認することもできます。グーグルマップに関してはグーグルストリートビューというサービスまでありますが、こういったサービスが実装されて広く世間に認知されているのは、まだグーグルのみかと思います。グーグルストリートビューにて「我が家を見てみたら、去年亡くなったはずのおじいちゃんが写っていて、とても懐かしい気持ちになった」というような事例を目にしたこともあります。ストリートビューも航空写真も「現在」の画像ではない。ないがために今では見ることが出来ないものを見ることもできる。そしてある日突然画像の更新がなされてしまう・・・そして以前の様子は見ることが出来なくなる。
さて、今回はそんなweb地図の特徴を「逆に活用してみよう!」という記事です。
というのも、昨日記事にしました「・20140429 圏央道進捗状況 桶川市上日出谷 圏央道を跨ぐ陸橋周辺」、記事を作っている時に「そのうち見ることが出来なくなってしまう、それぞれの航空写真を画像にして保存したら面白いなあ」と感じたわけなのですが(昨日急に思いついたというよりは、以前から圏央道の工事の進み具合を記事にするときに航空写真も記録しておこう!と画像にして残してはいたのですが)・・・
普段よく使用しているのはグーグルマップとヤフー地図。たまには他の地図サービスも見てみようとためしにgoo地図を見てみたところ・・・
大きな違いがあったのです。
↓下の三つの航空写真は、上からグーグルマップ、ヤフー地図、goo地図。
地図の中心地は、昨日の記事で書きました陸橋の一番高い場所を指しています。goo地図の航空写真を見て、ものすごく郷愁を感じてしまいました。逆にグーグルマップは更新が比較的最近なのでしょう。一番今現在の状況に近い様子なのがわかります。しかしgoo地図、圏央道の工事が全く始まっていません・・・。むしろこんな画像を残していてくれてありがとうと言いたい気持ちになりました。
ちなみに↑上の三つの航空写真に対応する地図画像はこちら↓
↑左からグーグルマップ、ヤフー地図、goo地図です。
圏央道が出来る前に、ここに住んでいた人、暮らした記憶のある人、昔の桶川や北本の様子をもう一度見てみたい人にとってはとても宝物のような航空写真。それが今まだ見ることが出来るのです。そしていつ更新されるかもわからない。もちろん地図情報としては最新なことに越したことはないのですが、記憶と記録という点からも、なんとか残していってもらいたいものです。グーグルでは「未来へのキオク」というページで震災前の被災地のデータを維持保存してくれていて、誰でもみることが出来るようになっていますが、これを他の地域にも広げて行ってはくれないかなぁ~。
と、思っていたところ、先日このようなニュースが↓
Google、ストリートビューに“タイムマシン”機能を追加 震災前後の風景も 2014年04月24日 08時46分 更新
ストリートビューに時計アイコンが付いている場合は、スライダーを動かすことで同じ場所の風景の移り変わりを見ることができるようになった。[佐藤由紀子,ITmedia]
Google Mapsの左上に表示されるストリートビュー画像の下に時計のアイコンが表示される場合、このアイコンをクリックしてスライダーを動かすと、同じ場所の過去の画像が表示される。同社はこの機能のために過去のストリートビューの画像を2007年までさかのぼって集めたという。
2011年の東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県女川町や2001年の同時多発テロで崩壊したワールドトレードセンター跡地に建設中の1ワールトドレードセンタービル(旧フリーダムタワー)の推移などを見ることができる。
この機能は同日スタートとなっているが、“ローリングアウト”(段階的に拡大)しているようで、本稿執筆現在、筆者の環境ではまだ表示できない。
(以上、ITmediaより引用)
各社の膨大な地図データや航空写真画像データ、「現在」を知るだけではなく、過去を知るという知的欲求のためにも、各社手がけ始めてくれるととてもありがたいな~と感じた、ブログ担当のTでした。
せっかくですので、用意した画像を置いておきます。
↓goo地図 (現在のgoo地図の様子)
↓ヤフー地図 (現在のヤフー地図の様子)
↓グーグルマップ (現在のグーグルマップの様子)
ひょっとして、私が知らないだけで、すでに過去の航空写真を自由に見ることができるサービスがもうあったりして(^_^;)